社会不安障害

社会不安障害で障害者手帳を取得することはできる?【審査が厳しい?】

社会不安障害で障害者手帳を取得することはできる?【審査が厳しい?】
悩むAさん
悩むAさん
社会不安障害なんだけど、障害者手帳を取得することはできる?
審査が厳しいってほんと?

本記事では、このような疑問にお答えしていきます。

最初に結論をお伝えしてしまうと、社会不安障害で障害者手帳を取得することは可能です。

ねこかん
ねこかん
実際にこの記事を書いている私自身、社会不安障害で障害者手帳を所持しています。

ただ、申請すれば必ず取得できると言うわけではありません。

と言うのも、障害者手帳の取得には審査があり、審査に落ちてしまうと手帳を受け取ることができないからです。

そこで本記事では、

  1. 社会不安障害で取得できる「精神障害者保健福祉手帳」って?
  2. 障害者手帳申請の流れ
  3. 審査落ちしないためには、どうすれば良いか

これらについてお話ししていきます。

社会不安障害で障害者手帳を取得することはできる?

社会不安障害で障害者手帳を取得することはできる?冒頭でもお伝えした通り、可能です。

障害者手帳のうち「精神障害者保健福祉手帳」という、精神疾患のある人に交付される手帳を取得することができます。

精神障害者保健福祉手帳とは?

精神障害者保健福祉手帳(以下、「障害者手帳」とします)について、以下の表にまとめました。

対象となる人・何らかの精神疾患により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方
・その精神疾患による初診から6ヶ月以上経過していること
※社会不安障害を含む、すべての精神疾患が対象となります。
審査あり
等級3級(軽度)〜1級(重度)
有効期限2年間(更新の必要あり)
どこで申請?市区町村の障害福祉窓口
審査に必要なもの・申請書(窓口にて受け取る)
・診断書(主治医に書いてもらう)
・顔写真 など

※参考:精神障害者保健福祉手帳|みんなのメンタルヘルス総合サイト | 厚生労働省

障害者手帳を取得するメリット・デメリットは?

障害者手帳を取得することによる大きなメリットとして「障害者枠での就職ができる」ことがあります。

それに伴って、障害者向けの就労サービスも利用することができます。

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ねこかん
ねこかん
さらに詳しいメリット・デメリットについては、後日別記事にてお話しします。

障害者手帳の申請の流れ【必要な書類は?】

障害者手帳の申請の流れ障害者手帳を申請するには、次の書類を市区町村の障害福祉窓口へ提出する必要があります。

必要な書類
  • 申請書(窓口にて受け取る)
  • 診断書(主治医に書いてもらう)または 年金証書等の写し
  • 顔写真

書類を窓口へ提出後、各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターにおいて「この人に手帳を交付して良いか?」という審査が行われます。

審査に通ることで手帳が交付されますが、「手帳交付には該当しない」と判断された場合は、手帳を取得することができません。

精神障害による障害年金を受給している場合は、年金証書等の写しを添付することで必ず手帳が交付されます。

障害者手帳の取得には審査がある【審査落ちすることも】

障害者手帳の取得には審査がある【審査落ちすることも】「申請の流れ」でお伝えした通り、障害者手帳の取得には審査があります。

審査に落ちてしまうと、手帳を取得することができないのです。

悩むAさん
悩むAさん
何が審査の基準になるの?社会不安障害だと、審査が厳しかったりするの?

このような疑問にお答えしていきます。

審査の大きな基準になるのは、主治医の書いた診断書

障害者手帳取得の審査は、主治医の書いた「診断書」が大きな判断材料になります。

診断書の項目には、具体的には次のものがあります。

  1. 病名
  2. 初診年月日
  3. 発病から現在までの病歴、治療の経過・内容
  4. 現在の病状・状態
  5. 生活能力の状態 など

こういった項目について、今までの診察での内容などをもとに、主治医が記載していきます。

以下のリンクから、実際の診断書のフォーマット(名古屋市)を確認することができます。気になる方は一度目を通してみてください。

精神障害者保健福祉手帳用診断書(PDF形式)

そして作成された診断書を元に、各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターにて審査が行われるのですが、

「障害者手帳を交付するほどの症状ではないな…」

と判断された場合に、審査落ちとなってしまうというわけです。

社会不安障害だと、審査が厳しいの?

社会不安障害の場合、3級〜1級の等級のうち、軽度の3級に該当することが多いです。(少し事例を調べてみましたが、2級以上に該当することは少ないようです。)

つまり、3級に該当しなければ、審査落ちとなってしまうということです。

決して「社会不安障害だから、審査が厳しい」というわけではありません。

ただ、主治医によっては「社会不安障害」の困難さを理解していなかったり、障害者手帳の取得に前向きではないこともあります。

主治医に「手帳を交付するほどの症状ではない」と判断されてしまうと、手帳取得は難しくなってしまうので、そういった意味では「審査が厳しい」のかもしれません。(※詳しくはこの後説明していきます。

障害者手帳の審査に落ちないためには、どうすれば良い?

障害者手帳の審査に落ちないためには、どうすれば良い?では、審査落ちしないためにはどうすれば良いのでしょうか。

「こうすれば絶対に審査に落ちない!」といった方法は残念ながらないのですが、「審査落ちする可能性を少しでも減らす」ことはできます。

その方法について、私の体験も交えてお話ししていきます。

診断書は、主治医の裁量によって作成される

診断書は、主治医の裁量によって作成されます。

なので、審査落ちになるかならないかは、主治医次第だったりします。

審査をする精神保健福祉センターは、あくまでも提出された診断書を、基準に沿って審査をするだけなのです。

つまり主治医のサジ加減一つで、審査に落ちるか、落ちないかが決まってしまうといっても過言ではありません。

なので、主治医が障害者手帳の取得に前向きでなかったり、症状の困難さが主治医に十分伝わっていない場合に審査落ちになってしまう可能性があります。

ちなみに等級(3級〜1級)に関しても同様に、主治医の裁量によって決まりますが、先ほどお伝えした通り、社会不安障害の場合は「3級」になることが多いようです。

審査落ちをしないためには、主治医との信頼関係が大切

つまり、審査落ちしないために必要なことは…

  1. 信頼できる主治医にかかっていること
  2. なぜ障害者手帳が必要なのか、しっかり主治医に伝えていること
  3. 主治医が障害者手帳の取得に前向きかどうか、反応を見ておく

こういったことが大切になります。

信頼できる主治医にかかり、自身の症状や困っていることをしっかり伝えておくのはもちろん大切なことです。

そして主治医に「障害者手帳を取得したいので、診断書を書いてほしい」と切り出した時の、主治医の反応もポイントの一つかと思います。

そこで前向きな反応をしてもらえたなら、障害者手帳取得に向けた診断書を書いてくれる可能性が高いです。

私の場合は「障害者認定をされるけど、本当にいいの?」と確認をされました。

私は「それはもちろん覚悟の上です」と前置きした上で、

  • 仕事をする上での困りごとが多く、仕事を辞めざるを得ないことが続いていた
  • それにともなって、どんどん鬱のような状態になってしまっていた
  • 障害者枠での就職や、就職サポートを受けたかった

この辺りを重点的に伝えました。

その結果、診断書を書いてもらって無事審査に通ることができました。

主治医が障害者手帳の取得に協力的ではなかったら?

なお、障害者手帳の取得に協力的ではない医師も少なからずいるそうで、そもそも診断書を書くこと自体、渋られるケースもあるそうです。

このような場合は、病院を変えてみるのも一つの手です。

私は今まで複数の心療内科に通いましたが、そもそも「社会不安障害」をよく分かっていない医師にも出会いました。

ねこかん
ねこかん
「単なる人見知りでしょ?」と言われたことも…。

個人的には、医師に対して不信感を感じたり、治療の方針が合わないと感じたら、無理して同じ病院に通う必要はないと思っています。

まとめ 〜障害者手帳取得を考えるなら、まずは主治医に相談してみよう〜

社会不安障害での障害者手帳取得を考えるなら、まずは主治医に相談してみよう「社会不安障害で障害者手帳を取得することはできる?」という疑問をテーマに、お話しさせていただきました。

「取得はできるけど、審査落ちする場合もある」というのが、結論です。

審査落ちしないためには、日頃から信頼できる主治医にかかっていて、きちんとコミュニケーションを取っていることが大切です。

  • 社会不安障害の症状で、具体的に困っていること
  • 障害者手帳が必要な理由

これらのことを、まずは自分でしっかりと考えて、主治医に伝えるようにしましょう。

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