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【体験談】就労移行支援事業所とは?利用者だった私が詳しく解説します

【体験談】就労移行支援事業所とはどんな所?利用者だった私が解説します
悩むAさん
悩むAさん
「就労移行支援事業所」ってどんな所なんだろう?具体的なサポート内容や、利用するために必要なことを知りたいな。

本記事では、このような疑問にお答えします。

なお、これを書いている私自身、かつてリタリコワークスという就労移行支援事業所を利用し、就職した経験があります。

ねこかん
ねこかん
私の体験談を交えてお話ししていくので、是非参考にしてみてくださいね。

リタリコワークスについては、以下の記事で詳しくお話ししています。

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【体験談】リタリコワークスに半年通った感想を率直に語ります【デメリットは?】私はリタリコワークスに半年間通って就職した経験があります。そこで本記事では、リタリコワークスの感想をデメリットも含めてかなり率直にお話しします。「リタリコワークスって実際どうなの?」と疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。...

就労移行支援事業所とは?

就労移行支援事業所とは?
就労移行支援事業所とは、障害のある方を対象に、一般企業への就職・就労をサポートしてくれる通所型の福祉サービスです。

就職に必要な訓練や、就職活動〜就職後の職場定着サポートまでを行ってくれます。

ねこかん
ねこかん
「学校」をイメージしてもらうと、分かりやすいです。

就労移行支援事業所はどんな人が利用できる?利用するための手続きは?

就労移行支援事業所の利用について就労移行支援事業所の利用に関して、以下の表にまとめました。

利用できる人
  • 65歳未満の方
  • 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害や難病の方
  • 一般企業への就労を希望している方
利用する期間原則2年間まで
利用料金前年度の世帯所得によって決まる
利用のための手続き
  1. 利用する就労移行支援事業所を探して、決める
  2. 障害福祉サービス受給者証を申請する
  3. 利用する就労移行支援事業所と契約をして、利用を開始

それぞれの項目について、補足していきますね。

就労移行支援事業所を利用できる人は?

就労移行支援事業所を利用できるのは、以下の条件を満たした方です。

原則18歳以上65歳未満の方
身体障害、知的障害、精神障害、発達障害や難病の方
一般企業への就労を希望し、就労が可能と見込まれる方

なお、基本的には障害者手帳を持っている人が対象となります。

ねこかん
ねこかん
私は就労移行支援事業所の利用をきっかけに、障害者手帳を取得しました。
社会不安障害で障害者手帳を取得することはできる?【審査が厳しい?】
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ただ、ただ医師の判断や定期的な通院があれば、自治体によっては手帳がなくても入所可能な場合があるそうです。

「手帳を所持していないけど、事業所を利用したい」という方は、一度お住いの市区町村の障害福祉窓口や、各事業所に問い合わせてみてください。

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就労移行支援事業所を利用する期間は?

就労移行支援事業所の利用期間は、最大2年間です。

つまり、2年以内に就職することを目指して、事業所に通うことになります。

ちなみに私のいたリタリコワークスでは、大体1年くらいで就職が決まる方が多かったですね。支援計画も1年を目安に組むことが多いです。

私は半年で就職先を決めることができたので、比較的早い方だったと思います。

ねこかん
ねこかん
社会人経験がある方だと、就職先が早く決まる傾向にありますね。

就労移行支援事業所の利用料金は?

就労移行支援事業所の利用料金は、世帯収入状況によって決まります。

事業所に通う日数が多いほど利用料金は高くなりますが、世帯収入によって月額負担上限が決まっているので、それ以上高くなることはありません。

区分世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(注1)0円
一般1市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)
9,300円
一般2上記以外37,200円

(注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。

詳しくは、以下の厚生労働省HPをご確認ください。

就労移行支援事業所に通う頻度や時間帯は?

通う曜日や頻度は、各自支援員と相談しながら決めます。

私は週4日くらいで、9:00〜14:00の時間帯に通っていました。(午前中だけの時もあります。)

無事に就職が決まると卒業(退所)となるのですが、その後も定着支援として、定期的に面談などで困りごとなどの相談に乗ってもらうことができます。

仕事がなかなか続かない私にとって、就職後もサポートしてもらえるのは非常にありがたかったです。

就労移行支援事業所を利用するための手続き

就労移行支援事業所を利用するためには、以下の手順で手続きを進めていきます。

  1. 利用する就労移行支援事業所を探して、決める
  2. 障害福祉サービス受給者証を申請する
  3. 利用する就労移行支援事業所と契約をして、利用を開始

就労移行支援事業所の選び方

ご自宅から通いやすい場所にある事業所を、インターネットで探してみることをオススメします。

それぞれの障害に特化した事業所もあるので、自分にあった事業所を見つけてみましょう。

おすすめの就労移行支援事業所をまとめたので、参考にしてみてください。

事業所名
クリックで公式HPへ飛びます
受け入れ可能な障害拠点
LITALICOワークス幅広く受け入れ可全国70拠点
Cocorport(旧社名:Melk)幅広く受け入れ可・首都圏(1都3県)
・福岡
シゴトライうつ症状専門・東京(秋葉原)
・大阪(梅田)
リンクビー発達障害専門・東京(大手町・秋葉原)
・大阪(梅田)
パーソルチャレンジ・ミラトレ幅広く受け入れ可・東京・神奈川・千葉・埼玉
・大阪
【atGPジョブトレIT・Web】
※Web・ITスキルに特化
幅広く受け入れ可・東京(渋谷・秋葉原)
【リドアーズ】統合失調症専門・東京(御茶ノ水)

「どの事業所を選べばいいのか分からない…」という方には、全国各地に事業所があるLITALICOワークスがおすすめです。

私も実際に利用していましたが、LITALICOワークスには以下のようなメリットがあります。

  • 支援員の方がとても感じが良く、親身になって相談に乗ってくれる
  • 大手ということもあり、就労支援実績が高く、連携している企業が多い
  • 全国各地に事業所がある

1番良かったことは、支援員の方々がとても親身にサポートしてくれたことです。

また、事業所によっては障害を持つ支援員の方もいるので「障害を持ちながら働くこと」について、より具体的なアドバイスや話を聞くこともできます。

ねこかん
ねこかん
私と同時期の利用者で、実際にLITALICOワークスの支援員として就職が決まった方もいました。

LITALICOワークスはWEBからの相談申し込みも可能なので、「電話するのが苦手…」という方は、WEBから申し込むことをおすすめします。

\ WEBから相談申し込みをする /

【無料】就職相談ならLITALICOワークス

就労移行支援事業所「LITALICOワークス」への相談申し込み方法(1)

就労移行支援事業所「LITALICOワークス」への相談申し込み方法(2)

就労移行支援事業所で受けられるサポート内容

就労移行支援事業所で受けられるサポート就労移行支援事業所で受けられるサポートは、次の通りです。

  1. 個別支援計画の作成
  2. 職業訓練
  3. 就職活動
  4. 職場定着支援(就職した後)

各段階を踏んでいき、就職・継続就労を目指していきます。

なお、就労移行支援事業所によって、受けられるサポートや訓練が異なることもあります。

ねこかん
ねこかん
今回は、私は実際に利用していたリタリコワークスでの体験談を中心に、詳しく説明していきますね。

個別支援計画の作成

就労移行支援事業所に入所したら、支援員との面談を通して個別支援計画の作成を行います。

私のときの面談では、支援員の方が以下の内容について細やかなヒアリングをしてくれました。

  • 障害・特性・能力など
  • 希望する進路(どういう仕事に就きたいか?)

この面談を通して、それぞれの利用者にあった個別支援計画を作成していきます。

個別支援計画は就職までの支援ステップのようなもので、これを元に訓練やサポートを受けることになります。

職業訓練・職場体験

個別支援計画を作成したら、就労に必要なスキルを身に付けるための訓練をおこなっていきます。

具体的には以下のような訓練があります。

職業訓練の内容
  • ビジネスマナー講習
  • コミュニケーションのトレーニング
  • PCスキルトレーニング
  • 単純作業のトレーニング
  • 職場体験 など

利用者によって作成した個別支援計画によって、受ける訓練は異なります。

ねこかん
ねこかん
私の場合は事務職希望だったので、PCスキルトレーニングをメインで行いました。

ビジネスマナーやコミュニケーションに関しては、大体どこの職場でも必要なスキルということもあり、ほとんどの人がプログラムに参加していました。

また希望する人は電話応対の訓練をすることができ、テストに合格すれば事業所の電話対応を任せてもらうことができました。

電話応対が苦手な方も多いと思いますが、がっつり練習することができます。

ねこかん
ねこかん
私も電話対応に苦手意識がありましたが、電話訓練のおかげでスムーズに電話ができるようになりました。

そして、事業所へきちんと通い、十分な訓練を積んだら実際に職場体験をすることになります。

数日〜1週間程度、職場に出勤して働くことになります。

私が通っていたリタリコワークスでは、いくつかの企業と提携していて、その中から希望する職場で体験をさせてもらうことができました。

ねこかん
ねこかん
私の覚えている限りですが、以下のような職場がありました。
  • 書店でのレジ打ち、シュリンク作業(本にビニールをかける作業です)
  • レンタルショップでの接客
  • 接骨院の受付
  • ダイレクトメールの作成 など

就職活動

十分な職業訓練をし、必要なスキルが身に付いたら就職活動を開始していきます。

基本的には普通の就職活動と変わらず、以下の手段で仕事を探すことになります。

  • 企業説明会・面接会に参加(支援員同行)
  • ハローワーク、求人情報誌、求人サイトなどで求人情報をチェック

そして就労移行支援事業所を利用することの大きなメリットとして、

希望する場合は、採用が決まった職場で試用期間として数日〜1週間程度働くことができる

ということがあります。

全ての企業が必ず試用期間を設けてくれる訳ではありません。)

せっかく採用が決まって働き出した会社でも、「仕事内容や、人間関係が合わなくて、働き続けるのがつらい…」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

せっかく入った会社なのに、勿体無いですよね。

企業側からしても、このようなミスマッチはできるだけ避けたいと思っています。

そこで試用期間として数日〜1週間程度働かせてもらうことで、「合わないかも」と思ったら就職を見送ることができますし、「ここなら働ける」と思ったら就職することができます。

企業側から採用をお断りされることもあります。)

この試用期間では給与が発生しないというデメリットがありますが、それ以上に得られるメリットは大きいです。

ねこかん
ねこかん
なお、給与が発生する「トライアル雇用」とは別の制度なので、ご注意ください。

職場定着支援

実際に就労することになった後も、6ヶ月間の職場定着支援を受けることができます。

職場定着支援の内容は事業所によって異なりますが、大体以下のようなサポートとなります。

  • 定期的な面談
  • 利用者と企業の仲介(困りごとなどを、代わりに企業に伝えてくれる)

試用期間では問題がなかったとしても、長く働いていると悩みや困りごとも出てくることがありますよね。

障害を持つ方の中には、「仕事が長続きしない」という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

やはり働いてみないと分からないことってたくさんあります。

実際に働いてみたら、人間関係が良くなかったり、仕事内容が合わなかったり、必要な配慮がしてもらえなかったり…。

そういった悩みごとを事業所の支援員に相談して、希望すれば事業所が企業に伝えてくれることもあります。

ねこかん
ねこかん
「自分ではなかなか伝えにくい…」ということを、事業所が代わりに伝えてくれるのは、ありがたいですよね。

まとめ 〜就労移行支援事業所は、障害を持つ人にとっての大きなサポートになります〜

就労移行支援事業所は、障害を持つ人にとっての大きなサポートになります就労移行支援事業所について、説明させていただきました。

障害者枠での就職が初めての方や、「仕事をするのが不安・怖い」と感じている障害者の方にとっては、就労移行支援事業所が大きなサポートになります。

まずはお近くの事業所を探して、相談をすることから始めてみましょう。

\ 全国各地に事業所がある、リタリコワークスがおすすめ /

【無料】就職相談ならLITALICOワークス

移行支援事業所以外にも、就職のためのサービスは色々あります。

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【体験談あり】障害者向けのおすすめ就職サイト・就労移行支援事業所まとめ障害者当事者かつ採用経験もある私が、おすすめの就労移行支援所・就職サイトなどをまとめました。実際に私が利用していたサービスもあるので、感想も交えて紹介していきます。是非参考にしてみてください。...